2008-09-14 [長年日記]

_ 議員がテレビに出るということの意味

自民党総裁選挙後の臨時国会で首相指名が行われた後に、解散総選挙という色合いが強くなっている状況です。

神奈川県は前回の第44回衆議院選挙で1~18の選挙区のうち、私が暮らしている神奈川第8区以外の17区で与党(自民・公明)が議席を獲得し与党大勝利の結果だった。当時は神奈川出身の首相である小泉純一郎氏の人気が高かったのがその主要因であったと考えられる。

そして、与党が唯一落とした神奈川第8区では無所属の江田憲司氏が当選した。(次点・民主党岩國哲人氏、3位・自民党福田峰之氏、共に比例区で当選)

そういう現在の状況で福田峰之氏のポスターがこれだ。

福田峰之氏のポスター

自分の顔が半分切れてTV画面に映っていて、「テレビに出なくちゃいけないんですか?」というコピーが書かれている。

このポスターは明らかに江田憲司氏を皮肉ったものだ。

討論番組や情報バラエティー番組に頻繁に出演する江田憲司氏は、ALLOUTという芸能事務所にも所属していて、桐蔭横浜大学客員教授という肩書きも持っており、知名度は全国的に高い人物だからだ。

たしかに、TV出演ばかりが良い訳じゃない。しかし、TVで江田氏の発言を聞くことで思想や政策を我々有権者が容易に知ることができるのは明確な事実だ。

福田峰之氏のポスターを観ると、「テレビ出て、自分の政策を語ることはできないんですか?」と逆に問いかけたくなる。TVに出られないことにジェラシーを感じているのではないかとも思えてしまう。

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