2009-09-28 [長年日記]

_ カメラを過信しちゃいけません。

デジタルカメラの性能はどんどん向上して、

小型化も進み、特に写真撮影が趣味という人ではなくても、

常に持ち歩いている人も増えている様だ。

さらに、携帯電話の付属機能であるはずのカメラ機能も

機能・性能ともに上がり続けている。

しかし、昨日の日本武道館や今日の後楽園ホールで写真を

撮影している人を見ると、カメラの機能・性能を過信して、

カメラ任せの人が多数みらえれる。



まずは、ストロボへの過信。

カメラに内臓されているストロボなんて

せいぜい数メートルしか届かないのに、

日本武道館の2階後方席からでもストロボを焚いて

撮影している人が大勢いる。

そういう人は撮影した写真を見て

「前の列に座っている奴の後頭部しか写ってねぇよ」

などと嘆いているのではないか?

ストロボ撮影して撮れるのは、

せいぜい最前列から数列目までの方々だ。

それより後ろから撮影する場合、

ストロボを使うとシャッタースピードが1/60くらいになってしまうので、

選手の動きはブレてしまう上に、

暗い写真しか撮れない。

まずは、ストロボの発光をOFFにして、

多少映像が荒くなろうともISO感度を800以上に上げ、

シャッタースピードは1/100以下に設定しないと

動いてるレスラー写真は撮れない。

また、自動露出への過信もある。

プロレス会場の場合だとリング上だけが明るく、

客席の照明は暗くなっていることが多い。

この場合、望遠機能の乏しい携帯電話機に付いているカメラ機能では、

被写体の中央にリングを合わせても、

周囲(客席)の暗い部分も一緒に写ることになる。

その場合、暗い場所も撮れる様に、

カメラさんは自動で露出を上げてしまうのだ。

そういう場合は光量が強すぎて、

ハレーションを起こしてしまい、

リングも、リング上のレスラーも白く飛んでしまう結果となる。

この場合、携帯電話のカメラ機能であっても、

露出補正をする必要がある。

試合会場の明るさや距離によって異なるが、

思い切って-5くらいに露出補正をして、1枚撮影してみよう。

撮影した写真がすぐに確認できるデジタルカメラの強みを活かし、

写真の出来栄えをチェックしながら露出補正を少しずつ変えていけば、

最適な露出がわかるはずだ。

「上手く撮れない」とお嘆きの貴兄におかれましては、

一度試してみる価値があると思いますよ。

(他にもあるが、またの機会にする。)

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