2011-01-10 [長年日記]

_ 半蔵門に鳴り響く「会いたかった」

3連休最終日の今日は、半蔵門の国立劇場大劇場へ。

初春歌舞伎公演「四天王御江戸鏑」(してんのうおえどのかぶらや)の鑑賞相楽しみ申し候。

通し狂言四天王御江戸鏑(してんのうおえどのかぶらや)五幕八場

 序 幕        相馬御所の場

 二幕目        一条戻橋の場

 三幕目 第一場  羅生門河岸中根屋格子先の場

     第二場   同 二階座敷の場

     第三場   同 花咲部屋の場

 四幕目 第一場  二条大宮源頼光館の場

     第二場   同 寝所の場

 大 詰        北野天満宮の場

主な出演役者

 尾 上 菊 五 郎

 中 村 時   蔵

 尾 上 松   緑

 尾 上 菊 之 助

 坂 東 亀 三 郎

1月の国立劇場は屋内外ともにお正月気分満々な飾り付け。

国立劇場の飾り付け 国立劇場の飾り付け

国立劇場の飾り付け 国立劇場の飾り付け

館内には歌舞伎文字での看板も。

国立劇場の飾り付け

今日の座席は、2階1列10番。

歌舞伎のチケット

この席、花道のほぼ真上で、宙乗りは目の前を通る絶好の位置。

宙乗りの役者が引っ込む幕がすぐ後ろにある。

国立劇場の花道 宙乗りの役者が入る幕

今日の緞帳はトヨタが寄贈の「萌菊・・・ナンチャラ」(名称不明)

緞帳が上がると、おなじみの歌舞伎の幕に。



さて、今回の演目「四天王御江戸鏑」というもので、

いわゆる“歌舞伎十八番”ではない。

1815年以来の上演で、約200年ぶりに復活したもの。

序幕・二幕では時代物で演ぜられたが、

三幕目は世話物で江戸時代の様子になり、

四幕・大詰は再度時代物に戻るという面白い演出。

幅5メートルはあろうかと思われる、大土蜘蛛も現れるし、

宙乗りも2度行われるスペクタクルである。

しかし、三幕、特に二場「羅生門河岸中根屋二階座敷の場」では、

まるでコントを見ているかの様な面白さがあり、

全体を通しとても楽しいものだった。

やはりこれは、「通し狂言」の良い所で全幕で一つのストーリーを

みせてくれるからだと思う。特に私の様な者には解り易いのは助かる。

先述した、二場「羅生門河岸中根屋二階座敷の場」は、

吉原の格の低い遊郭での場面だが、

台詞に「B級グルメ」などというものがあったり、

余興が行われる場面では「秋葉の原で人気の…」ということで、

三味線・太鼓・笛の演奏で、AKB48♪会いたかった♪が流れ、

実際に女の子の子役がチェック柄のミニ着物でハイソックスを履き、

頭にはウサギの耳をつけ歌い踊った演出には驚愕!

2コーラス目は大人の役者達も踊っていた。(笑)

さらに、しまいには客席から舞台に上がり写真を撮る者が出てきて、

会場係りの女性が「お客様、お写真はご遠慮下さい!」と追いかけ、

「すわハプニングか?!」思わせたところで、

カメラを持った客が振り返ると、

なんと 戦場カメラマン というぶっ飛んだおち。(爆)

また、宙乗りでは女形の菊之助が私のすぐ上を通り、

目が合ってしまった。私でも「ドキッ」としたけど、

女性客だったら、もうそれだけで痺れちゃうんじゃないかな?

3回の休憩を挟みながらも、3時間40分の公演。

飽きることも、眠たくなることもなく、大いに楽しんだ。

高価なチケットであり、回数を多く行くのは厳しいにしても、

年に2回くらいは歌舞伎を楽しむのも良いと思う。

そういえば、前回は海老蔵の「暫」だったな。謹慎をいつ解くか解らないけど、貴重だったな(苦笑)

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